TIPOFF!! #LOVE SUMMER






「早乙女っ!ごめん…!」
「謝ることじゃないよ。」
「そうじゃなくて」
「自分の素直な気持ちに謝っちゃダメだよ。僕はいつでもどんな時でも素直で正直な白石さんが大好きだから。」

こんなに嬉しい気持ちに応えられない自分に、
「…てか、ほんと。早乙女が望むようにあたしの気持ちあげたいよ。」
「え?」
どうしていいのか分からない表情の未茉に早乙女は少し笑った。

「お前が笑ってくれるならこの気持ち早乙女にあげたいよ。本当に嬉しいから。」

あーあ。とため息つきながらベンチにもたれ掛かるように足広げて天井を見つめながら言った。

「こら。そんなこと言われたらもっと好きになる。」
クスクスと笑われながら早乙女は笑顔を見せた。

「ダメダメ!もうこれ以上好きになっちゃダメ!」
「困る?」
「困るよー。あたし早乙女のこと大好きだから苦しくなるじゃんー!」

(こんな女性は、世界中どこを探したって出逢えない。
こんなに自分が求める真っ直ぐでひた向きな女性は彼女しかいないんだ。)

改めて再確認した早乙女は振られてるのにちっとも悲しくない、むしろもっと彼女に心奪われてく自分の静かな衝動に駆られていた。