「らっらー!!行くっよー!!」
「ちょっ…ちょっと待ってよ未茉。私そんな早く走れなっ…」
いても立ってもいられず、下見の下見にきた二人は、息を切らしながら苦しい顔をして先に走っていた未茉にたどり着くと、
「わっ、お墓じゃんこの辺り」
空気がかわり冷えてなってきたのか、ぷるっと身震いしながら辺りを見回し、ららは未茉に抱きつく。
「ほんとだ!」
「光りも差し込まないし、いい天気なのに寒っ!」
「灯りもないから夜はきっと怖くなりそうだなぁ~」
少し怖がるららとは対称的に未茉は怖ければ怖いほど楽しめることにワクワクが募ってく。
「とりあえずこの肝だめしエリアのどっかに隠した紙に名前を書いてきて戻ってきたらゴールとかはどう?」
定番な肝だめしの方法をららが言うと、
「そうだな!その手前辺りでオバケ役のあたしがスタンバって脅かすってんのがいいな!」
ビデオを構えてみんなの驚く顔を撮る・・・なんて面白いっ!とぷくくっと一人で笑い出すと、
「そのオバケ役は絶対必須なの・・・?」
どうしてもそこにこだわる未茉にららはまた突っ込むも、
「こんなとこで一人待機なんて絶対怖いって。それこそ肝だめしかのような気がするけど・・・」
「ねっ!どっかに落とし穴とか掘ろうよ!!」
「はっ!?怪我させたらどうすんの!?」
「大丈夫大丈夫!軽く浅いのだよ!」
「あはははっ!なんかもー未茉といると面白いやっ!」
なんでもありかって笑いながら、一緒にあっちこっちに仕掛けを作って肝だめしルートを完成させた。



