「ぷはぁーっ!!!マジ窒息するかと思った!!!」

斎藤が出ていったのを確認し、未茉は何事もなかったかのように布団から勢いよく起き上がると、シャパの空気を吸い込む。

すかさずパチッと電気をつけ真っ赤な顔した結城が、
「バカやろぉ!!!てめぇらナニやってんだよ!!!」
未茉の頭をバコッと叩き、まだ布団の中にいる翔真に蹴りを入れ、


「だめだ・・・トイレ・・」

ふらふらと布団から出てきた大きな体を丸めながら妙な体勢で歩く翔真に

「どうした?腹痛か?」

全く分かってない未茉がそう聞くと、
(蛇の生殺しだな・・・)
ナニがあったのか想像つく男子達も苦笑いを浮かべるしかなかった。