「ちゃんと寝てねぇと明日どんな地獄のしごきが待ってるかわかんねぇーなっ!!」
「なんなんだよ斎藤の野郎!夜な夜なキャバクラばっか行って飲んで見回りなんかしねーのに!!」
「もうすぐ名古屋の女子コーチが来るからダイエットするとかなんとか言ってたぜ!!」
「んなことどうでもいいから!!とりあえず電気消して布団入れ!!」
不破はとりあえず住民不在の空いてる布団にららを引っ張り潜り込む。
「ちょっ……!!」
ららは強引に捕まれた腕に引き寄せられ不破を睨むと
「悪かった。あん時はマジ」
「……」
「ガキだった。」
小声で反省をする珍しく素直な不破に、
「今もじゃん。」
ららは呆れながらも少しだけ笑った。
「未茉ちゃんこっち!」
暗闇の中、翔真も未茉の腕を引っ張り自分の布団に招き入れる。
「やだ!入らない!!」
未茉は頑として翔真から離れようとするも、
「バカやろ!!入れっ!!」
隣の結城も翔真の布団へ入るように押すも、
「やだっ!!じゃ結城のとこに入る!!」
「ばっ・・バカやろ!!!」
ペタペタ……
廊下から響いてくる斎藤の足音に一同は焦り始め、
「いいから!!翔真のとこで大人しくしてろっ!!」
結城は押し出し翔真も未茉を引っ張り入れると、
「嫌だッてんじゃん!!」
「分かった分かった。」
「嫌い!」
「……」
「翔真なんか嫌…!」
言いかける口を‘モガッ’とまた大きな手に塞がれ、シッ!と密着した体の上から遮られた。
布団ですっぽり未茉の体を覆い被せバレないように自分に密着させ影を作る。
(なんだよ……)
口をへの時に曲げながらなんか悔しい気持ちになる。



