「「かっこいいよねー!!名古屋の人達ぃー!!」」
「ねぇねぇ誰狙い?!」
「プレー中のカッコ良さはやっぱり不破さんが別格だけど・・・強面だよね・・」
「うん・・・かなりの俺様だしね。」

夜になるとテンションの上がる女子達が今夜も今日一番に騒いでいる中、
「ただいまぁー!」
扉を開けて部屋に戻ると
「「あっ!!白石さんっ!!」」
待ち構えていたかのように目をキラッと輝かせてこっちを見て女子達が待ってましたと言わんばかりに一斉に駆け寄ってくる。

「おわっ、何!!?」
「こっちこっち!」
女子達に引っ張られて部屋の中央まで連れられて、

「なになに!顔こぇーんだけど!!」
ガシッ!と逃げられないように腕を捕まれ畳の上に座ると、目の前に散らばるお菓子を発見し、
「あっ!これうまそー!!貰っていい?」
「いーわよ♡」
「わぁーい!いただきっ」とポテチを頬張ると、

「で、湊君とは?どこまでいってんのっ?!キャッ」
興味津々といった感じで女の子達は身を乗り出して未茉を囲むように尋ねてくる。

「どこまで?あ、チョコも食べたい!」
あぐらをかぎながら次々にお菓子を口に放り込んでくと、ガシッ!とその手を止められ、

「だから!!キスはもちろんしたわよね!?」

「キス?したよ。」
正直に平然と答える未茉に、
「「おぉおおっ!!♡」」
きゃぁあっと悲鳴をあげながら女の子達は真っ赤な顔して反応をしている。