TIPOFF!! #LOVE SUMMER





「あっはははははっ。」

「ん?」
どっからともなく聞こえてきた聞き覚えのありすぎる笑い声に未茉は露天風呂へと飛び込もうとする足が止まる。

「いやぁー!白石はCはないだろ。よくてBとかじゃねぇか?」
「まさかのAかもなっ。」
「おい。やめろよ。」
「なんだよ翔真興味あるくせになぁー!お前巨乳好きだろ。」

「巨乳と言えば……意外と前原さんあるよな?」
「あるある!」
「っーか、新川さんはあるだろ。」
「アイツはD!間違いねぇ!」
「なんだよその断言!!見たことあんのかっ!?羨ましすぎだぞ!」

そのいきいきと弾む声は一枚壁の向こうから聞こえてきて、
「……あの声は絶対、竜之介だ。」
あんの野郎……とチッと舌打ちしてららが小声で言う。

「ねぇ、らら……」
「ん?」
「AとかBとか何?」
頭の中クエッションマークが浮かぶ未茉に、
「決まってるじゃん。バカ男共が人の胸のサイズあてあってんだよ!!」
後で懲らしめてやる……とムカムカしながら露天風呂にららが足を入れると、

‘白石はCはないだろ!よくてB’
「よくてB……だとぉ・・・・」
思い出すと怒りで体がプルプルと震えだし、

ザバァァアッ!!!
露天風呂を駆け抜けて壁へと向かうと

「ん?なんか音しなかったか?」
「え・・・まさか聞こえてねぇーよなぁ・・・」
呑気に浸かってた露天風呂の男子部員達が背後から感じた悪寒に辺りを見回した時、


「よくてBカップで何がわりーんだっ!!!この変態野郎!!!」


「「ゲッ!!白石!?」」
塀に足を突っ掛け未茉は顔だけ出してお風呂の桶を投げつけた。

ーースコーンっ!!
「「いってぇっ!!!」」
見事に不破と結城に命中させると、
「お見事!」
ららは拍手しながら頷いた。