「キャラクターみたいに可愛い名前だなぁ!お兄ちゃんはキキなの!?」
「あははっ!残念ながら兄貴はいないよ!」
ショートカットのボーイシュな身なりからか、さばさばした受け答えの新川に未茉は親近感を覚えると、
「新川さんってもしかして不破さんがフラれ……」
中学時代の過去を呼び起こし翔真は小声で不破に確かめるように話すとモガッ!と乱暴に口を塞がられる。
「クスクス…あたしはね、竜之介より湊の方がタイプだったもん!」
「へぇー!じゃあたしと同じかもな。」
未茉がそう頷くと、
「えっ本当に!?」
翔真は目を輝かせ嬉しそうな顔して聞き返すと、
「別に翔真はタイプではないけどな。二択ならって話。」
期待も空しくショックをうけ涙目になる。
「おめぇごときが選んでんじゃねー!!」
とその側では不破がキレる。
「湊、彼女のこと好きなの?」
「うん。」
「わっ、素直……!」
ららは翔真のストレートな告白に驚き興味を持ったのか目の前に座った。
「あの湊を惚れさすなんて凄い!ねぇ名前は?」
「明徳の一年白石未茉!」
「あの天才の……!?驚いた!高校バスケ雑誌見てたけど…なんか紙面とイメージ違くて。あっ!いや可愛さはそのまんまだけどね!?」
「えっ、そっかなー?」
気に触らせたらマズイと思い、ららは思わずフォローいれるも未茉は全く気に求めずに口いっぱいにご飯を頬張りながら照れる。
「しょーがないっすよ。コイツ本当にバスケの時と普段は別人だから。」
結城がニヤっとしながらそう茶化してくる。
「さっきも平気で男子部屋に入ってきて男の布団の上乗っかるし。朝から探索ってガキみてぇに虫やら木の実やら取りに行くし。」
「「探索!?」」
さすがにそれには不破もららも驚くも、
「すっげぇ楽しかったよな?!なっ?翔真。」
「(ノーコメント)」



