「だからなんか正直、私湊君との恋を素直に応援できなかったのかも。ごめんね。未茉。」
「そんなくれぇ顔して謝ることじゃねーだろ。励ますっつーか、今の実力受け止めて頑張ればいいんじゃねーの?人と比べて焦ったところでどうにもならねぇだろ。」
「分かってる分かってるんだけど…」
シクシクと気づくと涙が頬を伝ってきて、莉穂は泣き出してしまう。
「だってぇえー素直になれないんだもん!!なんかもう駿の前で素直になれない!!うちらが湊と未茉だったら付き合えてたし、そう思う嫌な自分がいて可愛くなれない!!!」
拳でテーブルを叩きながらこんな自分嫌だと泣きわめき…
「あーもう!!未茉はいいなぁー!!あんなパーフェクトな健さんに思われてぇ…私だって健さんなら素直になれるのになぁー…」
テーブルにうずくまりながら思わず羨んでしまう。
そんな情緒不安定な莉穂を見て、未茉はため息つき、
「駿だってお前の為に頑張るって今頃頑張ってるんだからよ。もし結果出たらそんときは素直になってやれよ?」
「…ん。」
泣いて少しスッキリしたのか涙を拭きながら頷いた。
「ありがとう、未茉。」
「おう!」
「ってかよ、話戻るんだけどよ、二人は驚かないのか?健兄と翔真があたしのこと好きだなったなんてよ!」
言った瞬間、静香からのゲンコツをバコッ!!とくらった。
「勘違いするんやないで!男はうちみたいなパーフェクト美女やといきづらいんや!!未茉くらいがちょうどええっちゅーのが、たまたまその二人が来ただけやで!!調子のんのもええ加減にせぇ!!」
「いってぇえ・・・誰がパーフェクト美女なんだよ!!だ・れ・がっっ!!」
二人はおでこをすり合わせ睨み合ってると、
「まぁー・・・。未茉ぐらいだよ。湊の気持ち気づかないなんて。私なんて練習試合の時からすぐ気づいてたし。」
「えっ!!そんな前から好きだったの!?アイツ!?」
「うちも初めて会った大成の練習試合でもすでに気づいていたで。」
「えっ!!?あの4月の!?」



