TIPOFF!! #LOVE SUMMER





「前原さん。明日から一緒に練習よろしくお願いしまぁーーすっ!!」
「「よろしくお願いたします!!」」

試合は一年が逆転勝ちを果たし、未茉達一年は大きく声を揃えて頭を下げると、

「いいの?」
前原は背を向けタオルを被った矢野に静かに尋ねた。
一同は静かにその答えを待つと、


「前原さ、最初から白石が勝つと思って見てたよね…?」

「……」
「そう思って見てたのがわかんだよ…!」
背を向けてた矢野が振り向いて、汗で乱れた前髪の隙間から睨み前原をドンッーー!と押し倒すと、

松葉づえが転がった。


「おいっ…ちょっと矢野さん…!!?」
未茉は驚いて怪我してる前原の元へ駆けつけ、手を貸すも矢野を見上げた。

「自分はスタメン選ばれてるから別に本当はどっちでもいいんでしょ!?私達なんか本当はどうだっていいの分かってんだよ。」

「矢野さん?は?!何言ってーー」
心の中の不満だったのか、思いがけない罵声に未茉や一年は驚いていた。


「一番辛かったあの時期も二年みんなで乗り越えてきたのに…」
一瞬見せた矢野の寂しそうな横顔に前原も一瞬ピクッと顔を強張らせた。

「本当は白石と仲良くやりたいんでしょ?ガードとして楽しいんじゃない?コイツにアシストするあんたの顔、生き生きしてたしな!!」

「…」

「こんなオカルトマネージャーに頼んで白石のプレー動画見てたの知ってるよ!!」

真っ赤に目を充血させた前原は言われるがままうつむき、感情を堪えていた。