「姫様,ありがとうございました!」
「いやー,女だてらに海賊と勝負して勝っちまうなんて,姫様は強くて頼もしいなあ」
「姫様がいてくれたら,この国は安泰だ」
などなど,リディアへの感謝や賛辞の言葉が,町中の人々から彼女に投げかけられる。――もちろん,プレナ出身である,宿のおかみからも。
「デニス,これ返すわ。貸してくれてありがとう」
リディアは借りていた剣を返しながら,デニスに礼を言った。
「ああ。リディアなら勝てるって,オレは信じてたぜ」
リディアは嬉しそうに頷く。やっぱり,恋人に信頼してもらえるのは喜ばしい。そして少し照れ臭い。……ので。
「そういえば,刀身と鞘,傷んでいないかしら?」
「いやー,女だてらに海賊と勝負して勝っちまうなんて,姫様は強くて頼もしいなあ」
「姫様がいてくれたら,この国は安泰だ」
などなど,リディアへの感謝や賛辞の言葉が,町中の人々から彼女に投げかけられる。――もちろん,プレナ出身である,宿のおかみからも。
「デニス,これ返すわ。貸してくれてありがとう」
リディアは借りていた剣を返しながら,デニスに礼を言った。
「ああ。リディアなら勝てるって,オレは信じてたぜ」
リディアは嬉しそうに頷く。やっぱり,恋人に信頼してもらえるのは喜ばしい。そして少し照れ臭い。……ので。
「そういえば,刀身と鞘,傷んでいないかしら?」



