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「……そして私が1400年前のあのフィリジア女神の力で持って産まれた。
-強大な力を持っている……そう分かったから私は、殺されなかった。
神聖なこの国々を作った女神の生まれ変わりを殺すわけにはいかないと…。」
私の声だけが響く部屋。
カナタとアカネは真剣に聞いてくれた。
「でも、どうして城を出たの?」
「…………私は、
………………邪魔者だから。」
「「え…………」」
私の言葉に衝撃をうけたのかアカネとカナタは、目を見合わせている。
「……結局は、厄災の年に産まれた王女。
父と母は私にたくさんの愛を注いでくれた。私も幸せだった。
……でも、妹のエリが生まれてから、知らなかったことをたくさん知らされた。
父と母は、私に王位を譲ると言ってはくれているけど、周りの者は、
『王女様は、厄災女だからアリエス王国に災いが起こる。』だとか、
『エリ王女様の方がよっぽど女王に向いている。』だとか言われたり……………。
それに……」
「……ユラ。」
カナタにハンカチを差し出された。
知らぬ間に涙が出ていたらしい。
「……ありがとう。」
ハンカチからは、優しいカナタの香りがした。
「……それに?どうしたの。」
「…………それに。エリから…………」
「……そして私が1400年前のあのフィリジア女神の力で持って産まれた。
-強大な力を持っている……そう分かったから私は、殺されなかった。
神聖なこの国々を作った女神の生まれ変わりを殺すわけにはいかないと…。」
私の声だけが響く部屋。
カナタとアカネは真剣に聞いてくれた。
「でも、どうして城を出たの?」
「…………私は、
………………邪魔者だから。」
「「え…………」」
私の言葉に衝撃をうけたのかアカネとカナタは、目を見合わせている。
「……結局は、厄災の年に産まれた王女。
父と母は私にたくさんの愛を注いでくれた。私も幸せだった。
……でも、妹のエリが生まれてから、知らなかったことをたくさん知らされた。
父と母は、私に王位を譲ると言ってはくれているけど、周りの者は、
『王女様は、厄災女だからアリエス王国に災いが起こる。』だとか、
『エリ王女様の方がよっぽど女王に向いている。』だとか言われたり……………。
それに……」
「……ユラ。」
カナタにハンカチを差し出された。
知らぬ間に涙が出ていたらしい。
「……ありがとう。」
ハンカチからは、優しいカナタの香りがした。
「……それに?どうしたの。」
「…………それに。エリから…………」
