「アカネ…。」

1年前は、背中くらいまでの長さだったアカネのワインレッドの髪は、1年で腰の長さまで伸びていた。

「久しぶり。ユラ。」
「アカネ……。元気だった?」

アカネの腰には、剣がつけられていて、それだけで今は、ラクレス様の近衛騎士だということが分かる。

「元気だったわよ。ユラこそ元気だっ-」
「ユーーーーラーーーーちゃぁぁぁぁぁん!!!!!」

え?

「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」

ドッカーンッゴロゴロゴロゴロッ……
プシュゥゥゥゥゥゥ………………。