微熱に、キス




いくら自習と言えど、山崎先生だと寝れないし、サボれない。


いやサボろうという気はまっさらないのだが、真剣に自習をする気分にはとてもなれない。


身体は怠いし、咳は出そうで出なくて喉の方がぞわぞわするし、頭も痛いし寒気もする。


ちょっとでいいから、寝てしまいたい。机にうつ伏せになるだけでもいいから楽な体勢になりたい。



…あー無理だ、身体がもう言うことを聞かない。


無意識というか、自然と机に頭を伏せてしまった。

6月下旬と言えど「まだ真夏じゃない」とかいう意味の分からない理由でクーラーのついていない蒸し暑い教室。それでも机だけはひんやりと冷たくて、気持ちいい。


だけど山崎先生が見ているからと真面目に自習をやっているクラスの中で、一人だけ机に伏せている私は、当然目立つ。