私は…いつまで生きられるのか?

きっとあとわずかだ…

夕方。私はただ夕焼けを眺めていた。

昔、夕焼けはなぜ赤いのか晴と言い合ったっけ?

結局答えは分からないままで…ほんとくだらない言い合いばっかりしてたなぁ。

みのりは、そんな私たちを横目で見て笑ってて…

2人の思い出を思い返すと目の奥からじわーと涙が出てきて、頬をつたう。

「やばい泣いちゃダメだ。」

と涙を拭き取っているとドアがコンコンと叩かれた。

「どうぞ。お母さん何?忘れ物でもしたの?」

そう言ってドアに目を向けて私は驚きをかくせなかった。