さっちゃんがこの世を去って、1週間たった。

まださっちゃんがいないという事実が受け止められない。

まださっちゃんが病室を開けて蓮花ちゃん!と私の名を呼ぶんじゃないかと思ってしまう。

けれど、それは無いと時間が経つほど実感した。

私の名前を呼ぶさっちゃんの声は聞こえないし、私に見せてた笑顔も見れない。

それに、私の耳にはさっちゃんが最期に言った"出会えて良かった"という言葉がずっと残っている。