さっちゃん、私も出会えて良かったよ。

私はさっちゃんの頭を撫でた。

「さっちゃん、ありがとう。今日までお疲れ様でした。」

そういった瞬間、風がふいて私の頬を優しく触って通り抜けた。

さっちゃんが答えたような気がした。

さっちゃん…きっとまたすぐに会えるから。

そっちで待っててね。

さっちゃんが空へ旅立った日は肌寒い季節には珍しく太陽が輝いていた。

さっちゃんの笑顔のように…