サヨナラなんて言わない。

晴が苦しそうな顔をしてる。

なんであんたがそんな顔してんのよ。

「ま、私は晴みたいに特別上手というわけじゃないし。」

「だけど…今まで一緒にやってきたじゃんか…」

晴はさっきとは変わって、か細い声で言う。

「もう決めたことだから、今まで一緒に練習してくれてありがとうね。」

そういうと晴は泣きそうな顔をして俯いた。

そういう顔をさせたくなかったのに。

これじゃなんのために花火大会の日笑顔で別れたんだか…