「サボりじゃないわよ、ばーか!特訓受けてもいいよ?全然余裕」

私も普通通りに返す。

頭痛はあるが、部活もやれそうだ。できる限りバスケはすると医者にも伝えた。

医師からは無理は絶対しないとこを約束に許可が出た。

少々渋っていたが…。

「でも蓮花ちゃん、昨日病院いってたんだよね?大丈夫?」

心配そうに晴の後ろからひょこっと顔を出すみのり。

みのりは心配そうに私を見つめる。

ほんとに優しい友達だ。

「あー大丈夫だよ。薬もらったし!」

みのりに"大丈夫だ"と嘘をついたことに罪悪感を感じながら私は部活のため体育館に向かった。