自分の人生に胸をはれるのか?

いや…胸をはれるわけがない。

今までは2人が両思いになることが嫌で嫌でたまらなかった。

でも、そんなことを言ってる場合じゃない。

私の命は残りわずかだから。

例え、自分が失恋したとしてもそれは遅かれ早かれそういう運命だ。

晴はみのりが好きでみのりは晴が好きで。

嬉しいことでしょ?

大事な2人が笑えるように私の残りの命を使おう。

今まで最低なことをしてきた罪滅ぼしにしたい。

そう思って空を見上げた。

空は真っ青で雲ひとつなかった。

"死ぬまでに私ができること"をしようと空に誓った。