「そうかなー?私は蓮花ちゃんいい感じだと思うんだけど…あ!」

突然叫ぶみのりにびっくりする。

「なに?どうした?」

「今、動いた、赤ちゃんが動いた!」

今にも飛び跳ねるんじゃないかというくらい嬉しそうに俺の腕をぐいぐい引っ張る。

俺は引っ張られるまま、お腹に手を当てる。

微かだがぽこぽこ動いている。

「スゴい…元気に産まれてこいよ。」

俺がお腹をそう言って撫でるとみのりは優しく笑った。