そして、試合も終盤。 あと2分で終了という時、晴にボールがまわってきた。 入れればこっちのチームの勝ち。 外れれば向こうチームの勝利。 そんなプレッシャーのかかる場面だった。 それでもどこかみんな安心していたのだ。 晴はシュートでミスしたことなかったから。 だけど、この日初めて晴はシュートを外した。 そして、私たちのチームは負けた。