幸せな監禁生活

「手首の傷の数だけキスをするよ、飲んだ錠剤の数だけ悩みを聞くよ、なんと言われようとそばにいるよ、いや、居させてくれ」

真也さんは泣いていた。
私のように汚い声をあげず、静かに。

美しい。そう思った。

「真也さん、これ取って」

拘束器具を取ることを要求する。

真也さんは悲しそうな顔をする。
鍵を持ってきて取る。

私が逃げると思っているのだろうか。
そんなことはしない、ずっとこうしたかった、それを実行するだけ。