「今日の一時間目って何だっけ」
「国語」
「うっわ。課題終わってない……栞!!頼む!!」
今日も何時もの日常がここにある。
毎日の様に抱いていた憂鬱な気分はいつの間にかウキウキした気分に変わっていた。
日菜子はまた課題を忘れてきたようだけど、それも笑って流せる。
それくらい、楽しめているんだ。
「ねーえーー栞ってばぁ〜課題を私に授けて〜」
「分かったからひとまず教室」
その言葉には続きがあった。だが、教室に目をやった途端、見える光景に驚愕した。
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