飛鳥にされるがまま、私と飛鳥は結ばれた



初めての私に襲い掛かる痛みを必死に耐える



涙が流れるのは痛いから?



それとも





「綾、俺のこと好きって言え」


「、、、、好き」





飛鳥が私じゃない誰かを見ているから?



あの後何回も繋がった私達は疲れ果てそのまま眠った



目が覚めると隣には涙を流しながら寝ている飛鳥





「私、最低だ」






飛鳥の涙を拭い、ベットの周りに散らばっている服を着る



お腹の下ら辺に感じる痛みは私が卑怯な女だと実感させる



私は慰めるなんて言葉を利用して、悲しんでる飛鳥につけ込んだんだ



私じゃない誰かを思っていても、今目の前に私を求めてくれたことに嬉しかったから



いや、一瞬でも私だけを、私ただ1人だけを飛鳥に見て欲しかったから