「はぁぁ〜〜〜〜‼︎‼︎‼︎」
「お前、そんなの初めて聞いたぞ!」

そりゃそうだ。
俺も初めて知った。
そんな事実はないのだから。
……まずい。これは騒ぎになりそうだ。

「いつからだよ!
なんだよ。水くせーな。
あー、だからか。
結衣子のメシは食えるの。
お前、トラウマ持ちの潔癖症なのにな。」

「あ、あぁ。…そうだ。」

あれ、案外、すぐ納得⁉︎

「うわ、ムカつく〜〜!
1番エロいの持っていきやがって!」

「エロいって言うな!
そのゲスい目で結衣子見やがったら
許さねーからな!」

「……はいはい。
まーな。お前、かなり重そうだから、
さすがにそこを押し切ってまで行かねーって。」

「亮平と比べられてもな。
勝てる気しないしな。」

おう。わかってくれたか。
話のわかるヤツらで良かった。
…しかし、釘刺しとかないとな。

「結衣子、学校でその話するのイヤがってるんだ。…女どもがうるさいからな。
だからこの話は男子の中だけにしてくれ。」

「あぁ、亮平ムカつくことに、モテるからな。
余計なことは言わねーよ。」