「いただきまーす」
「椛、よく、食えるな…
帰りもフラペチーノ飲んでた…
あ…」
ヤベ、口が滑った
「椛ちゃんいっぱい食べて!
小さい時もこうして
一緒にクリスマスした時もあったのにね」
「嵩琉ママの手作りケーキおいしかったな」
最近は手抜きして
買ってきちゃってるけどね
「椛ちゃん手伝ってくれたもんね」
「椛、苺つまみ食いして
ケーキの上の苺、少なかったよな」
「もぉ、嵩琉、そんなの覚えてないでよ!」
「それでケーキ食べる時
私の苺が少ない!って泣いて
オレの1個あげた
まで、覚えてるけどね」
「そんなこともあったね
懐かしい…
ふたりとも、大きくなったね…」
椛は幸せそうにケーキを口に入れた



