視界に椛が急に入ってきた
車乗ってたら
子鹿が横断してきた的な風景?
よくわからんけど
「ちょっ…椛、見えない!
どいて!」
「「えー?なにー?嵩琉なんか言った?」」
「やー、別にー、大丈夫ー」
椛がオレに顔を近付けた
コイツ、わざと…
ーー
椛がマイクのない方の頬に
口を付けた
なに?
かわいいじゃん…
ーーー
オレは椛にキスした
椛は嬉しそうだった
「「嵩琉ー?おーい…アレー?嵩琉ー!」」
はい、はい…
「ごめん、椛…」
椛がオレに抱きついてきた
「ちょ…椛…」
オレは小声で言った
椛がニヤニヤしてオレを見た
くすぐってきたり
腕組んできたり
オレの身体で遊んでる
絶対わざと…
「椛!やめ…」
「「えっ?なにーーー?」」
「「なんか、言ったーーー?」」
「いやーー、大丈夫…」
ーーー
椛…
シーーー!



