放課後
オレはひとりで図書室に向かった
五十嵐さんの姿が見えた
「橘くん、ごめんね…
呼び出したりして…」
「あぁ…うん…
大丈夫…」
「コレ…
もらってほしい…」
五十嵐さんが紙袋を差し出した
受け取って中を見たら
キレイにラッピングされた箱が入ってた
「…ありがと…」
「橘くんのことね…
中学の時から、好きだった…
…
今、好きな人とか…いる?」
「…うん
…好きな子、いるんだ…
…
ごめんね…」
言ってみたかったセリフ
「…椛ちゃん…?」
「えーーー!なんでわかんの?」
「やっぱり…
…
ホントだったんだね…」
「え…?」
「中学の時も
私だけじゃなくて、結構
橘くんに告白したかった女子いるんだよ
…
でも
橘くんて椛ちゃんのこと絶対好きだよねって
みんな言ってて、告白できなかった
…
椛ちゃんなら仕方ないや…
…
コレだけ食べてほしい…
頑張って作ったから!」
五十嵐さんはそう言って
走って帰った



