シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?

「うん、そっかぁ……。じゃあ、公園? でも今日みたいな天気じゃないと寒いよね?」

『そうだねー』

 少しの沈黙を置き、鳴海くんが、あ、と声を上げた。

『たとえばさ? ショッピングモールに入ったキッズスペースって言うか、何時間とか何分遊んで幾らっていうアスレチックあるじゃん? そういうのは?』

「……ああ、それなら行った事あるよ? ここから三駅先のショッピングモールにね。なかなか良いキッズパークが有るの。ボールプールとかが入ってて」

『……なるほど。じゃあそういう場所にした方がいいかも。颯太くんも沙耶さんと遊んだ所の方が安心出来ると思うし。あんまり遠出しないのも良いんじゃないかな?』

 ーーそっか。そういうものなんだ。

「うん、そうだね。そうするっ」

 何だかんだと鳴海くんの意見を尊重してしまう私は、本気で彼に惚れているんだなぁと再認識した。


 *


 翌日。駅の改札で鳴海くんと待ち合わせをしてホームに並んだ。好きな人と両想いなんだという幸せがムクムクと膨らんで、ついついはにかんでしまう。