シングルマザーの私が学生と恋♡するんですか?

 電話は止めて、メッセージだけで済ませるかどうかを考えていると、不意に携帯がブルッと震え、メッセージが届いた。

【今日は颯太くんに会えて嬉しかった。また明日ね】

 ーー鳴海くん。

 今まさに連絡をしようと思っていた所に届いたメッセージ。

 彼と心が繋がっている気がして、じわりと胸が熱くなる。

 ーーやっぱり声が聞きたい。

 私はその気持ちのままに電話を掛けた。コール音は五回もしないうちに繋がった。

『……あ。もしもし? 沙耶さん』

「うん。こんばんは、鳴海くん」

 こんばんは、と返し、鳴海くんは若干咳払いをした。

『……あー。てか、電話大丈夫だったの? 颯太くんは?』

「うん、もう寝かしつけたから大丈夫。ごめんね、メールにしようかと思ったんだけど。どうしても声が聞きたくて」

『………う、』

 受話口でしばらく沈黙が続くので、どうしたの、と尋ねた。

『心臓が痛い』

「えぇっ、だ、大丈夫??」

 瞬間、オロオロとして立ち上がるが、直ぐに『大丈夫』と答えが返ってくる。

『ただの恋煩いだよ。沙耶さんが甘い事言うから』

 顔の中心から、カァッと頬が熱くなる。ストン、とまたソファーに座った。