その後、少し話をしてから大和くんはすぐに眠りについた。 大和くんは寝ている間ずっと私の手を握っていた。 温かくて大きな手に少しドキドキした。 スースー寝息を立てて気持ちよさそうに見ている大和くんを見ると、ほっとした。 起きないのを確認した後で、私は台所に残っていた食器を洗って置き手紙を残して家を後にした。 もうお昼になっちゃったな。 今日は家に帰って何を作ろう。 私は明るい気持ちで大和くんのアパートを出た。