「そっか、良かったじゃん苗! 雅暉さんからそんな提案してくれるなんて!」


「うん・・・・・・。まだどうなるかわからないけど、良かった・・・!」


 次の日。


 私たちは夏休みで暇だったため、雨野くんの部屋に集合していた。

 
 雨野くんの実家は裕福らしく、部屋は一人暮らしとは思えないほど広く、四人がのびのびとくつろげる。


 雨野くんも陽十香から詳しく話を聞いてくれているそうなので、私はもう三人には何もかも隠さず話していた。


「い、いや~ほんと! なんか正直そうだし良い人っぽいね、その人!」


 陽十香と雨野くんはそうやって、私の初めての告白を喜んでくれた。