何にせよ、雨野くんと幸せになれたら良いな・・・。


 私は思わず隣で寝ている大和くんを揺さぶって起こし、陽十香から来たLINEと幸せそうな二人のツーショットを見せた。


 あれから何回か二人で遊びに行っているのを、陽十香から聞いていた。


 陽十香が雨野くんと付き合うことを望んでいるのは、なんとなくわかっていた。


 雨野くんの誠実な姿にどんどん惹かれていっていたのだ。


 大和くんは眠たそうに目をこすりながらもLINEをのぞき込んで笑顔を見せてくれた。


 そして自分の携帯を取り出して、雨野くんとのLINEの画面を見せてくれた。