時計が夕方の6時を指していて、予想以上に時間がかかっていることに驚く。
早く終わらせないと……。
そう思ったとき、突然教室の戸が開いた。
先生が見回りでもしてるのかと思ったけど、私の予想は外れた。
「……え?」
現れたのは、息を切らした万里くんだった。
「……っ、いた……」
「万里くん……?」
どうして……?
部活か何かで残っていたのかなと一瞬思ったけど、それでも別のクラスの万里くんがこの教室に来る理由にはならないだろうし、それに……。
今、私を見て「いた」って言った……?
もしかして、私に用事があったとか……。
そこまで考えて、ブンブンと首を振る。
そ、そんなわけないよね。
「何してるの?」
そう言って、私のほうに歩み寄ってくる万里くん。
「えっと……雑用?」
早く終わらせないと……。
そう思ったとき、突然教室の戸が開いた。
先生が見回りでもしてるのかと思ったけど、私の予想は外れた。
「……え?」
現れたのは、息を切らした万里くんだった。
「……っ、いた……」
「万里くん……?」
どうして……?
部活か何かで残っていたのかなと一瞬思ったけど、それでも別のクラスの万里くんがこの教室に来る理由にはならないだろうし、それに……。
今、私を見て「いた」って言った……?
もしかして、私に用事があったとか……。
そこまで考えて、ブンブンと首を振る。
そ、そんなわけないよね。
「何してるの?」
そう言って、私のほうに歩み寄ってくる万里くん。
「えっと……雑用?」

