「ははっ、みんな食べすぎじゃないか? 桜ちゃんの分がなくなるだろう」

「あ……私はこれだけで充分なので」

「そうなのかい? それだけじゃあ、お腹が空くだろう?」

「いえ……朝はあまりごはん食べなくて」



端数だったから、なんとなく自分のお皿にとった、サンドイッチ2つとサラダ。朝はとくに入らないから、空腹を紛らわせる程度の食事しかとらないことにしている。



「じゃあ、これももらっていい!?」



私の前においてあるサンドイッチを指差す三男さんに、頷いて返した。



「あ……ど、どうぞ」

「やったねー!!」



何はともあれ、喜んでもらえたみたいでよかった……。


全員朝食を食べ終わり、食器を洗う。

お母さんと悠里さん、万里くんがリビングからいなくなり、長男さんと三男さんと3人になった。

き、気まずい……。