イケメン同級生は、地味子ちゃんを独占したい。

そして次第に、俺が守ってあげたいという気持ちが膨らみ始めた。

桜を困らせるすべてのものから、俺が……。

あの西田とかいうクズに関しては、とくに要注意だ。あんなヤツをかばうなんて、桜はほんとにお人好し。

ていうか、どいつもこいつも桜のよさがわからないヤツばかりで、バカなんじゃないかと思う。

俺としては、好都合だけど……。

桜の魅力は、誰もわからなくていい。俺だけが知ってればいい。

桜を好きな男なんて、俺以外にいなくていいとすら思う。

まだ付き合ってもいないのに、独占欲を振りかざしてしまいたかった。




「万里くんは何を買いに来たの?」



学校の帰り道。2人でスーパーに来た。

先に帰っててと言う桜に、「俺も買うものがあるから」と適当な嘘をついて。

何か買おうと、辺りを見渡す。

目に留まったのは、いつも冷蔵庫に常備しているもの。