イケメン同級生は、地味子ちゃんを独占したい。

「……ひ、日奈子ちゃんは、いい子です……! キャラなんて作ってないです……!」



声を荒らげ、そう言い放った彼女から、俺は目が離せなくなる。

言われた3人の女は、彼女の反応が予想外だったのか、驚いた様子だった。



「……何こいつ、つまんない」

「行こ」



そのまま、図書の整理を完全に放棄して図書室の前の戸から出てきた3人。

俺のほうに歩いてきた3人が、俺に気づいてピタリと立ち止まった。



「万里くんっ……」

「資料室の整理、もう終わったの……?」



途端に表情を変え、猫なで声で話しかけてくるそいつら。



「何それ、キャラ作ってんの?」



俺はさっきの言葉を、そのまま返してやった。

3人は、びくっと肩を震わせて、顔を青くさせる。



「……気安く俺の名前呼ばないで。不快」