イケメン同級生は、地味子ちゃんを独占したい。

自意識過剰かもしれないけど、あの教師……仕事もないのに呼ぶな。

生徒と2人になって何をする気だと、考えるだけで気持ち悪くなった。

早足で、図書室のほうに向かう。

早く彼女を見て、この気持ち悪さを払拭したかった。



「あの教師、絶対万里くんと話したかっただけだよね」



図書室に近づくと、そんな女の声が聞こえた。

後ろの戸から中が見える。3人の女が椅子に座って楽しそうに話していて、彼女1人がせっせと図書の整理をしている。

……ちっ。

その光景に、思わず舌打ちしてしまう。

もとはといえばこいつらの仕事なのに。これだから女は嫌いだ。

彼女以外の女は、全員。



「マジでそれだったら、職権乱用ってやつ?」

「生徒に色目使うとかやばー」



お前たちのほうこそ、喋っている暇があるなら手伝えばと思う。

彼女のことを手伝ってあげたいけど、図書室に入るのが嫌になってきた。