それから美玲とは話せなくなって。 学校にきているのは知っていたけれど、いじめの原因が俺だと知ったとき、俺はもう美玲のそばにいてはいけないと思った。 俺が一緒にいることで美玲が傷つくのなら、俺はもう美玲とは関わらないと。 そのまま3月を迎えた俺は美玲と話すことなく、中学を卒業した。 でも、あれから俺の時は止まったまま。 どこかで美玲を探している。 3年たった今でも美玲を忘れられないのだから―――。