「なあ、ブス。なんでこの学校きてんの?」

「そろそろ消えてくんない?」

「その顔みてるとこっちまでブスになっちゃうんですけどー!」


わたしは中学生のとき、ひどいいじめにあっていた。

毎日のように罵声を浴びせられる。


それだけじゃない。

教科書は破られ、体操服やものはなくなる。

それは大抵ゴミ箱に捨てられていた。


もっとひどいときは、蹴られた。

背中やお腹ばっかりを狙い、ひたすら蹴られる地獄。

中1の彼女たちは加減なんてものを知らなくて、傷痕はひどいくらいに残った。


机や椅子はいつも廊下にだされていて。

たまにちゃんとあると思うと、そこには菊の花がおいてある。



中学のときのわたしは、死んだも同然だった。