その後、委員会は終わり、解散となった。
すると藤本君から話しかけられた。
「沖野さん!一緒に帰ろ?」
「いいけど…」
なんで私なのかな?
でもどこか嬉しい気持ちがある。
そうか。新しい友達だもんね!
2人で歩き出す。
「あのさ、沖野さんのこと、莉亜って呼んでいい?」
「え!?あ、いいよ」
びっくりした…なんだか恥ずかしいな。
「じゃあ私も翔輝君って呼ぼうかな!」
「え…」
「あ、だめだった?」
「いや、その、驚いただけ!むしろ嬉しい」
「そ、そう?じゃあ翔輝君で」
「うん」
うわーーー!なんかますます照れくさい。
きっと今、私の顔真っ赤だ。
チラッ
しょ、翔輝君も赤い!
「なんで翔輝君が真っ赤なの!?」
「だって、照れるし…」
「!!!」
翔輝君も照れてたんだ。
ちょっと嬉しいかも。

