「なんで凛花、
泣きそうになってるの?」


「むしろ、
むちゃくちゃ羨ましいけど!」
 

「そうそう!
友達が遥先輩と仲良いなんて
自慢だしっ!」


「目立つの、苦手で……」


視線を落として
消え入りそうな声で呟いた。


少なくとも、
これ以上は目立たないように、

くれぐれも鈴之助のことがバレないように
精一杯気をつけて生きて行こう……