「私、……目立ってる?」


「まあ、学校で一番目立ってる人と
一緒にいるから、どうしてもね」


「ほら、遥先輩、
セレブの集う花組のなかでも
おそらく学校一目立つひとだから」


「なんと言っても、
モデルのHARUKAだから」


がっくりと肩を落として
うなだれる。


ううっ、

これまで死守してきた穏やかな生活が
崩壊していく……


出る杭、打たれる。

私はどれだけ打たれてもいいけど、

鈴之助が打たれることのないように
どうにか、がんばらないと。