放課後、
ホームルームを終えて
ホッと一息ついたところで、
ざわりと教室が色めきだった。
ガラリと教室を開けて入ってきたのは
背の高い……。
うん、その先は、
あまり考えないようにしよう。
「凛花、お待たせ」
秒も待った記憶はないけれど?
「じゃ、いこうぜ」
華やかな笑顔を
振りまく遥ちゃんに
教室中の視線が注がれる。
太陽もおじけづくほどに
キラッキラに輝いていて、
眩しくてたまらない。
これ、
無視したら、怒られるかな?
だって、
いきなりキスしてくる人と
一緒に帰るなんて、
いくらなんでも危険すぎる。
とりあえず、
ふいっと、視線をそらしてみると。
「そういえば、お前の弟のすず……」
「遥先輩!
ほっぺたに大きなゴミがっ!」
突然大きな声をだした、遥ちゃんの頬を
思わず平手でパチン……
唖然としている
遥ちゃんの腕を取り、
教室の出口へと
まっすぐに向かった。
とにかく一刻も早く、
遙ちゃんを
この教室から連れ出さないと!
遥ちゃんの瞳に
怒りの炎がメラメラと燃え盛っていることに
若干の恐怖を感じつつ、
みんなの視線を感じながら
教室を後にした。
ホームルームを終えて
ホッと一息ついたところで、
ざわりと教室が色めきだった。
ガラリと教室を開けて入ってきたのは
背の高い……。
うん、その先は、
あまり考えないようにしよう。
「凛花、お待たせ」
秒も待った記憶はないけれど?
「じゃ、いこうぜ」
華やかな笑顔を
振りまく遥ちゃんに
教室中の視線が注がれる。
太陽もおじけづくほどに
キラッキラに輝いていて、
眩しくてたまらない。
これ、
無視したら、怒られるかな?
だって、
いきなりキスしてくる人と
一緒に帰るなんて、
いくらなんでも危険すぎる。
とりあえず、
ふいっと、視線をそらしてみると。
「そういえば、お前の弟のすず……」
「遥先輩!
ほっぺたに大きなゴミがっ!」
突然大きな声をだした、遥ちゃんの頬を
思わず平手でパチン……
唖然としている
遥ちゃんの腕を取り、
教室の出口へと
まっすぐに向かった。
とにかく一刻も早く、
遙ちゃんを
この教室から連れ出さないと!
遥ちゃんの瞳に
怒りの炎がメラメラと燃え盛っていることに
若干の恐怖を感じつつ、
みんなの視線を感じながら
教室を後にした。



