にらみ合いながらも、アイドルスマイルを炸裂させてる鈴之助と強烈なキラキラオーラを炸裂させてる遥先輩。



なんだろ、これ。キラキラ合戦?



目がチカチカする……



「っていうかさ、俺と凛花、つきあってるんだけど」



あ……



隠していたわけではないけれど、まだ鈴之助には伝えることができずにいた。



おそるおそる鈴之助に視線を向けると、鈴之助は肩をすくめて余裕の笑顔。



「それがどうしたの。別れたら他人でしょ。でも俺と凛花は、この先もずっと家族としてつながってられるんだから最強。あ、ヤべ、もう行かないと。とにかく、凛花のこと、これ以上振り回すなよ!」



声高に宣言すると、鈴之助はバタバタと仕事に行ってしまった。



静まり返った部屋で、遥先輩と目を見合わせる。



「……やっぱさ、すぐに結婚しなきゃだめじゃね?」



ううっ……



どうしてこんなことに……