「凛花、好きだよ。すげえ、好き」


「私も、あの、
遥先輩のこ、と……」


言い終わる前に、

遥先輩の甘い唇が

私の唇をついばむように、
重ねれられた。


「あ、あの」


「好きだよ、凛花」


耳もとで、
ささやくように繰り返されて。


「ちょ、ちょっと待って!」


急に甘いスイッチが入った
遥先輩に

心臓は、爆発寸前!


このままだと本当に、
心臓、壊れちゃう!


「あ、あのっ!
は、話の続きをお願いします」


名残惜しそうに
体をはなした遥先輩が、

遠くに視線を馳せて、

言葉の続きを紡ぐ。