「あれ? そういえば
なんの話してたんだっけ?」
「あ、私たちのメイクのきっかけ?」
改めてイスにすわって、
気持ちを落ち着かせる。
雑誌のなかで
笑顔を振りまいている
鈴之助のことだけは
見ないように気を付けて。
「まあさ、うちの学校の
女子力アップに貢献してるのは
間違えなく、
神楽坂(かぐらざか)先輩だよね」
「そうそう、初めてみたときは
ちょっと動揺したよ」
「顔立ちの綺麗さとか
スタイルの良さだけじゃなくて
オーラとか存在感がね」
神楽坂先輩か……
盛り上がっている
亜由と奈央を交互に見つめる。
女の子をこんなに綺麗に
変身させちゃうなんて、
よほどカッコいい人なんだろうな……
「息をのむよね、あの美しさ。
すごく品がいいのに、
男を感じるっていうか」
「優しそうに見えるけど、
女子に媚びたりしないで、
クールで男っぽいところもいいし」
そっか、
そんなひとがこの学校にいるんだ。
「ちょっと口が悪いところも
そそるよね」
「なんていうか、
神楽坂先輩を見てると、
あの美しさに刺激されて、
自分も可愛くなりたいっ、
綺麗でありたいって
思っちゃうんだよね!」
なんの話してたんだっけ?」
「あ、私たちのメイクのきっかけ?」
改めてイスにすわって、
気持ちを落ち着かせる。
雑誌のなかで
笑顔を振りまいている
鈴之助のことだけは
見ないように気を付けて。
「まあさ、うちの学校の
女子力アップに貢献してるのは
間違えなく、
神楽坂(かぐらざか)先輩だよね」
「そうそう、初めてみたときは
ちょっと動揺したよ」
「顔立ちの綺麗さとか
スタイルの良さだけじゃなくて
オーラとか存在感がね」
神楽坂先輩か……
盛り上がっている
亜由と奈央を交互に見つめる。
女の子をこんなに綺麗に
変身させちゃうなんて、
よほどカッコいい人なんだろうな……
「息をのむよね、あの美しさ。
すごく品がいいのに、
男を感じるっていうか」
「優しそうに見えるけど、
女子に媚びたりしないで、
クールで男っぽいところもいいし」
そっか、
そんなひとがこの学校にいるんだ。
「ちょっと口が悪いところも
そそるよね」
「なんていうか、
神楽坂先輩を見てると、
あの美しさに刺激されて、
自分も可愛くなりたいっ、
綺麗でありたいって
思っちゃうんだよね!」



