「はい、ここが俺の部屋」


爽やかな笑顔で
部屋のまんなかに促されて、

立ち尽くす。


目に飛び込んできたのは、

壁一面……どころか、

部屋を囲む四方の壁に貼られている

私の写真だった。


「ようこそ、奇跡の美少女こと、
白石凛花ちゃん」