「とりあえずPC、俺の部屋にあるから、
俺の部屋に行こうか?」


いつもの笑顔で促されたものの。


「え? あの、でも」


戸惑っていると、
高山先生が肩をすくめる。


「じゃ、PCとか書類持ってきて
ここでやる?

荷物多いから、
手伝ってもらってもいいかな」


「は、はい」


どうしよう、
なんだか断りにくくなってきた。


先生の背中を追って
階段を上ると、

先生が一番奥の部屋の扉を開く。