「凛花、ドMだからな」


「先輩がドSなのっ!」


散々振り回しておいて、
ホントにひどい。


どうして、いつも、
こんな突拍子もない会話に
なっちゃうんだろう?


深くため息をついて、

大きなあくびをしている
遥先輩を覗き見る。


すると。


「凛花、着いたら起こして」


「え、でも、もうすぐ……」


と、言いかけたところで、

私の膝の上にトスンと
遥先輩が頭を乗せた。


え、ええ⁈